生デニムの色落ち対策(色止め)やりました。
今まで、デニムはなんちゃっての色落ちしないタイプを選んでいたのですが、
今回、初のインディゴデニムを使いました。
そして驚いたのは、色落ちが半端ない・・・・
といいうことです。
ちょっと摩擦があったら、手に付く・・・
こんなに落ちる??
素材の特徴ということは100も承知!
だけど、これでは私のお客様への納品は難しいということになり
色止めをしよう!!ということになりました。

まず、最初にやったのは
塩水に漬けること。

大量にやったので使った塩は1キロ!
なぜ、塩水がいいのかとそのやり方を調べました。
塩水がインディゴの色落ちを防ぐ理由
- 染料を繊維に定着させる
インディゴ染めは、布の表面に染料が付着する「表面染色」なので、洗濯すると染料が落ちやすいです。
塩水に漬けることで、塩の成分が染料と繊維の結びつきを強め、色落ちを抑える効果が期待できます。 - 収縮を促して染料を閉じ込める
塩水に漬けることで繊維が引き締まり、染料がより定着しやすくなります。特に、コットンは水分を吸収すると膨張する性質があるので、塩水を使うことで縮みをコントロールしながら染料の定着を助けることができます。 - pH調整効果で色落ちを軽減
インディゴはアルカリ性の環境で染色されることが多いですが、塩水は中性~弱酸性に近づける作用があり、染料が溶け出しにくくなります。
塩水漬けの方法
- 水5リットルに対して塩1/2~1カップを溶かす
→ 濃すぎると生地を傷めるので、ほどよい濃度が大切! - デニムを30分~1時間漬ける
→ 時間が長すぎると生地に負担がかかるので注意。 - 真水でよくすすぎ、陰干しする
→ しっかりすすがないと塩が残り、逆に生地を傷める原因になるので、すすぎは丁寧に。
そして、その次に酢水に漬けました。
塩水に漬けるのと、酢水に漬けるのと何が違うのか、
その違いと効果についても調べてみました。
酢水がインディゴの色落ちを防ぐ理由
- 酸性の作用で染料を安定させる
- お酢(酢酸)は酸性で、インディゴ染料が流れ出しにくい環境を作ります。
- インディゴ染めは基本的にアルカリ環境で行われるため、酢水で酸性に傾けると、染料がより安定しやすくなります。
- 繊維を引き締め、染料を閉じ込める
- 酢水に漬けることで、繊維が引き締まり、染料が流れにくくなります。
- 特に、デニムの主成分であるコットンは、水に濡れると繊維が膨張するので、酸性の酢水で繊維を締めると、色落ちを抑える効果が期待できます。
- 静電気防止・摩擦軽減効果
- 酢には帯電防止の効果があり、デニムの表面の摩擦を減らして、余分な染料が落ちるのを防ぐ働きがあります。
酢水と塩水の違い
酢水 | 塩水 | |
---|---|---|
主な効果 | 酸性で染料を安定させる | 塩分で繊維の収縮を促し、染料を定着させる |
作用 | 繊維を引き締めて色落ちを抑える | 染料と繊維の結びつきを強める |
おすすめの使用シーン | 色落ち防止、摩擦による色落ち対策 | 初回の洗濯時、染料の定着強化 |
デメリット | 酢の匂いが残ることがある(すすぎが必要) | 塩が残ると生地を傷める可能性がある |
酢水の使い方(色落ち防止)
真水ですすいでから陰干しする
→ 酢の匂いを防ぐために、しっかりすすぐのがポイント!
水5リットルに対して、酢1/2~1カップを入れる
→ あまり濃すぎると繊維にダメージを与える可能性があるので注意!
デニムを30分ほど漬ける
→ 長時間漬けすぎると逆効果になるので、30分程度がベスト!

イエローっぽい方が塩水につけた後の水。
ブルーっぽい方が酢水につけた後の水。
色の違いにびっくりしました。
やはり効果の違いがあるからこの色の違いなのかな??と思いました。
どちらを選ぶべき?
- 新品のデニムなら「塩水」がオススメ!
→ 染料を定着させる目的なら、最初のケアは塩水が向いています。 - 普段の色落ち対策なら「酢水」がオススメ!
→ 酢水の方が色落ち防止に効果的で、特に摩擦による色落ちを抑えられます。
今回は、この塩水と酢水の両方をやった後に
普通洗濯を2回やりました。
それで、色落ち対策はバッチリ。
手にもつかなくなったし、乾いた布で擦った時の落ち具合も全然違いました。
(濡れタオルで擦ると色移りはしますので、それはご了承ください)
インディゴの濃いブルーのまま着用したい!!ということであれば
酢水に漬けることを定期的にやったら、色落ちはしにくくなると思います。
参考になれば幸いです〜。